街中でよく見かける自動販売機のなかには、実は災害時に大きな役割を果たすものがあることを知っていますか?
今回は意外と知られていない「災害対応自動販売機」を紹介していきます。
災害対応自動販売機とは?
自然災害などで電源の供給が受けられない状態でも、非常用の電源で稼働して、無料で中にストックされている飲み物を提供することができる特殊な自動販売機です。
メーカによってそれぞれ開発されていて、機能や呼び方も様々です。
ちなみに、初めて災害支援型の自動販売機を開発したのは、コカコーラ・システムだといわれています。さすがコカコーラですね!
どんな機能がついているのか?
メーカーによって大きき異なりますが、ここではその中でも代表的なものを紹介していきたいと思います。
無料で飲み物を取り出せる
この機能はどのメーカーの自動販売機でも導入されています。
実は、1つの自動販売機には最大で500本ものドリンクがストックされているんです!知っていましたか?
あるYouTuberが自動販売機の表示を全部売り切れにするにはどれくらいの金額がかかるのか調査する企画をやっていましたが、お金がかかりすぎたのか、最後まで全部を書いきることはできていませんでした!割と有名な方で、かなりお金を持っていそうでしたが、ダメだったようです。
それほどの飲み物が災害時に手に入るのは、被災者の方々にとって非常にありがたいことですよね。
電力を供給できる
これは伊藤園などの自動販売機についています。
自販機の下の部分のカバーを外すと、電源のコンセントやUSBポート、レバーなどがでてきます。
コンセントなどの差し込み口にプラグをさしてレバーを回すと、手廻し発電機の要領でスマートフォンやその他の電子機器の充電ができます。
今やスマートフォンは生活必需品の1つなので、このような場所があると災害時は大助かりですよね!
ただ、自動販売機自体に充電ケーブルまでは準備されていないので、自分で用意する必要があります。万が一備えて、常日頃から用意しておきたいですね!
また、レバーは1回の充電で40〜70回ほど回さなくてはならないようです。電気を発生させる関係で、レバーは少し重くなっているので大変です。
さらにさらに、それだけ回しても、スマートフォンで通話を1分持たせるほどしかたまらないようです。
便利だけど便利じゃない機能ですね!笑
情報ステーション
これはコカコーラなどの自販機についているようです。
災害に関する最新情報などを、電光掲示板で文字を表示させたり液晶画面で映像を表示させたりして、被災者に届けることができます。
街中で正確な情報を得にくいような状況に陥ったときには、大きく貢献してくれそうですね!
どこにあるのか?
機能分かっても、どこにあるのかがわからないと意味がないですよね。
災害が発生してから探すとなると、貴重な携帯電話のバッテリーを消耗してしまいます。
そのため、
事前にどこに災害対応自動販売機があるのかを事前に把握しておく必要があるといえます。
具体的には、学校や病院などの公共施設や大きめの会社のビル、公園、観光スポット、駅周辺などに設置されています。よく行くような場所にあるかもしれないので、見つけておきましょう。
また、今では「ポケモンgo」や「Ingress」といった位置情報を使ったゲームアプリにスポットとして登録されています。ゲームを日頃からやっている人は、是非インストールして確認してみてください。駅周辺に伊藤園の災害対応自販機がよく見つかりました。
もし見つけたら、会社の同僚や家族など、身の回り人にも知らせてあげてくださいね!
まとめ
災害対応自動販売機とは、
- 災害発生時に活躍する自動販売機で、
- 無料で飲み物を取り出せたり、
- 充電ができたり、
- 情報を集められる優れもので、
- 公共施設(病院や駅周辺など)に設置されている
ものです。
困ったときには是非とも活用してみたいですね!
ありがとうございました。
コメント